コーヒードリッパーの種類・歴史・使い方・・・紙フィルター編(メリタ、カリタ、コーノ、松屋)
お茶は点てる。コーヒーは淹れる。コーヒーは「入れる」「淹れる」「落とす」「点てる」などと言われます。この中で「落とす」は主にプロの方たちがお店で使われているようです。 こだわっているお店では「点てる」とも言われています。 私たちは一般に「コーヒーでも淹れましょうか?」などと使用していますね。 この「コーヒーを淹れる」方法は多種多様あり、その多くは日本に伝えられ、それぞれの愛好者が存在します。一般に知られている淹れ方と言えば、
この中でコーヒー専門店でもっとも多く取り入れられているのが「サイフォン方式」でしょうか。理由は、「一番おいしく淹れられるから」ではなく、「一番おいしそうに見せられる」からのようです。嗜好品であるコーヒーは雰囲気も味の内ですから。 多くのプロはネルドリップで淹れるのが一番おいしいことを知っていますが、以下の理由からか採用しているお店は少ないようです。
しかし、私たちの家庭では場所をとって邪魔になってしまいますし、大きいため手入れも大変そうです。
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紙フィルター式ドリップ
ネルドリップの良さを残しながら、手入れの面倒を省いたものが「紙フィルター」(メリタ式・カリタ式)です。使い捨てで、安価なので多くのコーヒーメーカーに採用さてれいます。
又、機械を使わずに手でコーヒーを淹れる方の多くはこの方式を採用されているようです。コーヒー専門店でもこのメリタ方式を採用されていることがあります。
しかし、ネルドリップと同じで、一杯分をおいしく入れるのは難しい方法と言えます。一杯分ですとコーヒー豆の量が少なく、十分な蒸らし効果が期待できないからです。
又、稀に保存方法が悪く紙の臭いが出る場合がありますので、一旦湯通しした後に豆を入れ、抽出すると良いでしょう。
メリタ式は1908年、ドイツのメリタ・ベンツ(Melitta Bentz)夫人が考案したペーパードリップに始まるそうです。メリタの歴史は、コーヒー抽出の歴史そのものと言われます。(Melitta USA)
それまで、金属の網などで濾していたため、コーヒー豆が混入して上手にコーヒーを淹れずらかったそうです。
このメリタに良く似ているのがカリタ。混同されている方も多いようですが違うんですね、これが。
カリタは1959年7月25日設立の日本の会社。真似の得意な日本人がメリタを参考に改良?したのがカリタのようです。
どうです? ロゴまでよく似ていると思いませんか?
メリタとカリタ、淹れ比べてみれば分かりますが、抽出される時間が違います。
カリタはさらっと淹れる、メリタはじっくり淹れるって感じでしょうか。
基本となる淹れ方も違っています。
メリタ式抽出法 : 珈琲・湯量を正確に計り、一気に湯を全てドリッパーに注いで珈琲液が落ちるのを待つ
カリタ式抽出法 : 珈琲・湯量を正確に計り、数度に分けてお湯を注ぐ。
ネルドリップに限りなく近づけたドリッパーが見つかりました。それが上記の円錐型コーヒードリッッパー。 その特徴は、
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紙フィルターを使用する際の注意
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